2019年ダイワからアルファスCTSVが発売されました。
2019年のダイワのコンセプトはCT(コンパクトタフ)。
読んで字の如く、小さくて強いが特徴です。
CTモデルはスティーズ、そして2019年バス用リールとして復活したミリオネアでも採用されています。
噂には、倍の値段するスティーズCTSVとスプールは全く一緒。
飛距離はTWを採用しているスティーズの方が多少は上だと思いますが、アルファスCTSVのコスパがどれだけ良いかすぐにわかります。
そんなアルファスCTSVを購入して使用してみたので、早速インプレしようと思います。
先日購入した旧モデル15アルファスSVとの使用感の比較もします。
この記事の目次
スペック
19アルファスCTSV
ギア比 | 7.2 | ||
---|---|---|---|
巻取り長さ(ハンドル1回転あたり) | 67cm | ||
自重 | 170g | ||
最大ドラグ力 | 4.5kg | ||
ナイロン糸巻量(lb-m) | 14-30~60、12-35~70 | ||
ハンドル長さ | 80mm | ||
スプール径 | 30mm | ||
ベアリング(ボール/ローラー) | 6/1 |
15アルファスSV
ギア比 | 7.2 | ||
---|---|---|---|
巻取り長さ(ハンドル1回転あたり) | 74cm | ||
自重 | 175g | ||
最大ドラグ力 | 4kg | ||
ナイロン糸巻量(lb-m) | 12-40~80/14-35~70 | ||
ハンドル長さ | 80mm | ||
スプール径 | 33mm | ||
ベアリング(ボール/ローラー) | 6/1 |
スペック上の大きな違いは、やはりスプール径です。
33mmが30mmになっています。
若干糸巻量は減ってますが、その分より軽量なルアーがキャスト可能になるというのが想像できます。
購入のきっかけ
先日15アルファスSVを購入してみて、改めて「コスパいいな~」という感想。
なんせ新古品が10000円そこそこで買えるんですから。
15アルファスの完成度の高さを感じてましたが、新作のCTSVはさらにすごくなってるの?と思うとどうしても欲しくなって買っちゃいました笑
必要だからではなく、使ってみたいからという興味本位のみです笑
15アルファスSVのインプレはこちらから↓
ちなみに今回は、こんなタックルで試してみました↓
飛距離&キャストフィール
アルファスSVとどれくらい飛距離が違うのか同じものをキャストしてみました。
色々投げてみました。
どれくらいの飛距離で出るのか?
投げてみたのは、こんな感じ↓
・ゲーリーヤマモト イモグラブ(約4g)
・スワンプクローラー ネコリグ(約5g)
・メガバス グリフォンSR(約7g)
・ゲーリーヤマモト ファットイカ(約14g)
・ノリーズ クリスタルS 1/2oz(約19g)
イモグラブ(約4g)
ノーシンカーワームのイモグラブ。
15アルファスでは、めちゃくちゃ頑張って、10~15m位という飛距離でしたが。
19アルファスは、そこまでシビアなセッティングやキャストしなくてもこれくらいの飛距離がでました。
ピッチングは、やっぱり浮きやすくなるのでちょっとしんどいです。
スワンプのネコリグ(約5g)
これは全く問題なく、ピッチングもやりやすかったです。
むしろちょっと落ちやすくなってるので、メカニカルを若干締め気味にしました。
飛距離は25m位は出ます。
グリフォン(約7g)
7g位からは本当にキャストしやすくなります。
結構適当にキャストしても飛距離は出るしバックラッシュしない。
30m以上簡単に飛ばせます。
グリフォン、タイニーブリッツ、クラッチなんかには最高です。
ファットイカ(約14g)
ぶっ飛びます。
ただ、ダイワの特徴である力んでキャストするとバックラッシュしやすくなるのは相変わらず。
15アルファスよりかはバックラッシュしにくくなってる気がしますが、特徴は引き継いでます。
並木さんのブレーキがきつめなのは、この特徴があるかもしれないですね。
並木さんのキャストってヘッドスピードがめちゃくちゃ速い気がするので。
飛距離は、40m以上は飛びます。
クリスタルS 1/2oz(約19g)
空気抵抗が大きなスピナーベイトもノンストレスで投げらます。
何も問題なしです。
ビシバシ決まります。
ミニマム何gまで投げれるか?
15アルファス同様、実用的には5g以上のルアーがおススメです。
やっぱり、ピッチングを考えるとこれくらいからになります。
ただ投げるだけなら、もっと軽くてもキャスト可能です。
投げ心地(キャストフィール)
15アルファスと同様にヌルーッと飛んでいく印象です。
ヌルーっと飛んで、思ったより伸びてる。
シマノの遠心ブレーキに慣れていると感覚の違いに若干戸惑うかもしれません。
15アルファスとの違いは、より低弾道でのキャストが可能になったということです。
15アルファスも低弾道のキャストがしやすかったんですが、19アルファスはそれ以上です。
オーバーヘッドでも、サイドハンドでもとにかく低弾道で伸びていきます。
MAX飛距離はほぼ変わらない印象ですが、より無理せず簡単に正確なキャストをしやすくなった印象です。
ブレーキセッティングについて
ダイワのSVスプールのリールは大体、4~4.5のセッティングをしておけばバックラッシュせずに5~20gまでバックラッシュせずにキャストできます。
逆にこれよりブレーキを緩めても劇的に飛距離は変わらない感覚があります。
シマノの遠心はバックラッシュしない範囲でブレーキを緩めていくと劇的に飛距離が伸びるんですが、ダイワは、シマノ程の飛距離は伸びないです。
その分、同じ設定でベイトフィネスもどき~バイブレーションまで安定してキャストできて、スキッピングしてもバックラッシュしにくいという不思議なリール。
個人的にはダイワよりもシマノのベイトリール使ってる時の方が、ブレーキ設定を細かく弄ってます。
もちろんキャストのクセなどによってブレーキ設定も異なるのであしからず。
巻き心地
巻き心地は滑らか。
この部分については、15アルファスとほとんど変わらないので、そちらのインプレをご覧ください。
巻き心地よりも気になるのはスプールが小さくなったことによるハンドル1回転での糸巻量。
74cm → 67cm
この7cmが地味にストレス。
打ちモノとかルアーを一気に回収する釣りをするときはやっぱりハンドルを回す回数が多くて疲れるというかストレスになります。
もちろん数回転とかせいぜい十数回転の違いなんでしょうけど、74cmとk80cmになれているとだるくなります。
巻物をやるときも早巻きでのリアクションが効果的な時も多いので、早く巻きたい時に余計な回数回すのでぶれやすくなるし疲れます。
わずかな違いですけども。。。
ここはスティーズみたいに8.1とかのギア比も出してもらえたら嬉しかったです。
デザイン
あくまで個人の感想、センスの問題ですが。。。
正直ダサいですよね笑
真っ黒は別にいいんですが、オレンジ。。。
プレッソかな?笑
単品ならまだいいんですが、僕が愛用している19スコーピオンを合わせると最高にダサいです笑
これはもうシマノのロッドには合わせるなと言われている気がしてならないです。
でも、1510Fとの相性はめちゃくちゃいいので悩みどころ。。。
剛性感
コンパクトタフのタフの部分ですが、15アルファスと比べて特別れといった違いは判りません。
ボディーサイズもほとんど変わらない(一緒?)ですし、そもそも一般サンデーアングラーが、剛性感を気にする必要はない気がします。
ダイワ、シマノ、アブでこの価格であれば、不良品以外でまずボディは壊れないです。
ギアについては、シマノよりダイワの方が劣化しやすいと言われてますが、サンデーアングラーなら1~2年でオーバーホールに出すか、この価格帯なら買い直す方がいいかと。
自重
15アルファスよりも5g軽くなって、170g。
5gの差は正直感じられませんでした笑
充分軽いのと19スコーピオン1510Fと合わせるとバランスがベストマッチです。
コスパ
実売25000円前後ですが、かなりお買い得感あります。
シマノの似たようなコンセプトの18アルデバランMGLが30000円前後なので、それと比較しても安いです。
ただ、15アルファスが状態がいい中古で半額以下で買えるのを見ると。。。
こんな人におススメ
19アルファスCTSVはこんな人におススメです。
・コンパクトなリールを求めている
・ベイトフィネスもどきからラバージグまで幅広くウェイトをキャストしやすいリールが欲しい
・オカッパリでロッド1本しか持てない
・15アルファスからの買い替え
総合評価
飛距離 |
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巻き心地 |
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デザイン |
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剛性感 |
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コスパ |
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尖ったところがなくバス釣り限定なら、本当にオールラウンドに使えるリールです。
15アルファスから大幅な進化が感じられないものの細かい点でより良くなってます。
正統進化した感じです。
適度な糸巻量もあって、ベイトフィネスもどきから、1oz程度まで十分キャストできます。
小型なので女性でも扱いやすく、バックラッシュも全然しないのでおススメできます。