※2019年10月18日 増税後の価格で再調査しました。
最近では、ヤフオクやメルカリなどネットで中古釣り具の売買をするのも当たり前になってきましたね。
ある程度の年数、釣りをしていれば、使わないタックルが出てくるもの。
そんな時に便利なのが中古買取をしてくれる、タックルベリーなどの中古釣り具屋さんですが、なにせ買取価格が安いのが問題です。
だったら、自分でヤフオクやメルカリで売ろうと考える人も多いのでは?
リールやルアー、小物であれば、適当な段ボールに入れて、宅配業者お願いすればいいだけですが、ロッドはそうはいきません。
特にバス釣りで多い、ワンピースロッドは、配達中に折れる可能性もあり、梱包も大変です。
そんな、これからロッドをヤフオクやメルカリで出品したい人向けに梱包方法や宅配業者の選び方、送料まで、情報をまとめましたので、是非、参考にしてください。
ロッドの梱包の仕方
ロッドを送るのに一番面倒なのが、梱包。
梱包材は、普通の仕事をしている人なら、新聞紙くらいしか持ってません。
最近では、新聞を取らない人も多いので、それすらない人も多いでしょう。
おススメ梱包材のamazonリンクも貼っておくので、これから梱包材を揃える人は参考にしてください。
梱包方法を決める
まず、どのような梱包(入れ物と緩衝材)にするか決めます。
入れ物は、長尺の四角いダンボール、三角ダンボール、ボイド管(紙筒)の3種類。
四角ダンボール
コスト |
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入手のし易さ |
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破損リスク |
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一般的な四角い段ボールの長めのものです。
メリットは、ネット等でも各サイズ揃っていて、入手しやすいこと。
デメリットは、他の入れ物と比べると若干ですが、箱がつぶれやすいので、破損リスクが上がること。
三角ダンボール
コスト |
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入手のし易さ |
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破損リスク |
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普段あまりみませんが、釣り竿はこの三角段ボールで結構運搬されています。
メリットは、四角段ボールより、若干潰れにくいこと。
デメリットは、四角段ボールよりも、若干高く、取り扱っているところが少ないので、若干入手しにくいこと。
ボイド管(紙筒)
コスト |
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入手のし易さ |
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破損リスク |
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厚紙の紙筒です。
メリットは、潰れに強いので、破損がまずないこと。
デメリットは、ロッド1本当たりのコストが上がってしまうことです。
新聞紙(緩衝材)
古新聞が余っている人は、タダなので、緩衝材は新聞紙メインでいいでしょう。
ただし、全てを新聞紙で補えるわけではないので、プチプチもあると便利です。
プチプチ(緩衝材)
プチプチは、ルアーやリール、その他の緩衝材にも使えるで、ある程度の量は持っていていいでしょう。
新聞紙と比べるとコストは掛かりますが、ここはケチらない方がいいです。
あまりに緩衝材をケチったりすると受け取り人の印象が悪くなったり、破損の原因になります。
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梱包材を準備する
梱包方法が決まったら、次は、実際に梱包材を揃える必要があります。
車を持っている方は、大きめのホームセンターに行けば、全て揃うと思います。
問題は、車がなく、通販(ネットショッピング)で揃えようとしている人です。
実は、上記で紹介した、長尺ものを入れるダンボールは、通販では、長くても100cm ~ 130cm くらいしかほとんどありません。
なので、基本的には、つなぎ合わせて使うものと想定してください。
四角ダンボール
三角ダンボール
ボイド管
梱包する
次は、梱包作業です。
緩衝材はケチらない
大前提として梱包材は絶対にケチらないでください。
ちょっと過剰な位が丁度いいです。
破損や購入者からの印象低下の原因になります。
目安は、箱を振った時に中身が動かないレベルです。
中身が動かないという事はダンボール自体が潰されない限り梱包時とまったく同じ状態で届くのでまず壊れません。
穂先(ティップ)は重点的に
ロッドの運搬中の破損は、ほとんどティップ(穂先)の折れです。
なので、プチプチでしっかり巻いてあげましょう。
大きめのスポンジが余っていれば、切込みを入れて、被せてあげるのも効果的です。
ロッドは固定する
ロッドは、必ず段ボールのどこかの辺にガムテープで固定してください。
これで、振動や揺れがあっても、箱の中で暴れないので、破損リスクが下がります。
梱包のおススメ
箱は、ネットでの入手のし易さとコスト&汎用性で四角ダンボール
緩衝材は、プチプチがおススメです。
多少コストが掛かってもいいなら三角ダンボールもおススメです。
釣具屋でバイトしていましたが、メーカーから発送されてくるワンピースロッドはほとんどが三角ダンボールに入って送られてきます。
宅配業者の選び方
最後は、宅配業者に配達を依頼します。
ただし、業者によっては受取を拒否されたり、送料が非常に高いということになってしまいますので、しっかり比較してご自身に最適な業者を選びましょう。
今回は、一般的によく利用される郵便局、佐川急便、クロネコヤマトの主要三社について説明します。
送料比較
それでは、3社の送料比較です。
今回は参考として、東京~大阪(関西)に荷物を送る場合の送料で比較します。
※2019年10月18日現在の参考送料です。
※持ち込み割引は、含まれていません。
ゆうパック
ゆうパックで、2m前後のワンピースロッドを送る場合は、重量ゆうパックになります。
実は、重量ゆうパックでも、公式HPでの料金検索では、縦 × 横 × 高さ の合計が、170cm までしか送れないようになっています。
しかし、実は重量ゆうパックに、+510円または520円で、170cm以上のサイズでも送れるのです。
長さ・幅・厚さの合計が170cm、25kgを超える荷物でも差し出すことはできますか?
→
25kgを超え30kgまでの荷物をサイズ・地域によりゆうパックの基本運賃+510円または520円でお送りいただけるサービスです。
ただし内容品の重量が30kg以下であれば、総重量が30kgを超えてもお引き受け可能な場合がございます。
なので、通常の重量ゆうパックで、東京~大阪を調べてみると。
3,040円 なので、これに510円を足すと、
3,550円になります。
ヤマト便
ヤマト便は、長尺物について、明確な記載はありませんが、三辺合計160cmを超えるモノも送れると書いてあります。
気を付けなければいけないのは、三辺合計が200cmを超えるモノは、送れないと明記されてしまっていることです。
サービス規格
お荷物1個当たりの重さの制限は、30Kgまでです。
お荷物1個当たりの大きさの制限は、お荷物の3辺合計が200cmまでです。
※ 1辺の長さは170cmまで、上下逆さまにできないなど輸送状態に定めがあるお荷物は1辺の長さが100cmまでです。お届け日数は、全国翌々日配達(宅急便のお届け日数+1日)です。
※ 一部地域は異なります。また、日時指定不可
2m前後(7ft前後)のワンピースロッドを送るとなるとロッド単体で、200cmを超える可能性があります。
じゃあ、ヤマト便では送れないのか?
実は、必ずしもそうとは限りません。
ヤマト便の対応は営業所によって異なる為、実際のところは営業所に持っていかないとわからないのです。
とはいえ、公式ではNGなので、断られても文句はいえません。
本社に問い合わせればOKという人もいますが、ヤマト便をどうしても使わなければいけない理由がなければ、素直に他の業者を使うことをおススメします。
営業所の人も困るし、自分の手間にもなります。
もし、6ft以下のショートロッドで、200cm以内の場合の送料は。。。
3,000円弱です。
飛脚ラージサイズ便
佐川急便で、送る場合は、飛脚ラージサイズ便になります。
長尺物にもしっかり明記されています。
■長尺物の定義について
長尺物とは、最長辺600cmまで・短辺2辺の合計90cmまで・重量30kgまで、3辺計600cmまでのお荷物を指します。※
長尺物等で3辺計が260cmを超える場合でも260サイズを適用します。
では、2m前後のロッドを送るとすると3辺合計で220サイズくらいになると思うので、220サイズの料金はいくらでしょう。
東京(関東)~大阪(関西)で、4,895円
今回、3社の中で1番高いですね。
ゆうパック、ヤマト便、佐川急便どれがいい?
今回、紹介した中では、重量ゆうパックが値段も含めて1番おススメできます。
ヤマトに限っては断られる可能性もあります。
また、今回は、できる限り料金にブレがないように公式HPの情報をもとに料金を紹介しています。
実際は、ロッドの長さや営業所での解釈によって料金が多少変わることもあるかもしれません。
郵便局には持ち込み割引もあるので、正確な料金は梱包後に窓口で確認しないとわかりません。
見直される2ピース(マルチピース)ロッド
調べてみて思いましたが、1ピースロッドを送ろうとすると、想像以上に料金が高くなります。
メーカーや問屋のように何本~何十本も送るとなると、当たり前の送料ですが、ヤフオクやメルカリで1本当たり3,000円の送料は、出品者負担でも落札者負担でもかなり大きなものです。
こんな背景もあって、今、2ピースやマルチピースロッドが見直されています。
・車、電車、自転車、バイクなど色々な交通手段で邪魔にならない
・(売るときに)送料が安い
・バット側は強く粘る素材、ティップ側は、柔らかく繊細な素材など、1ピースでは技術力が必要なテーパーも比較的簡単に作れる
など、メリットが多いんです。
今まで2(マルチ)ピースを使ったことがない人は、これから選択肢の1つに入れてみるのもいいかもしれません。