【2018年モデル】シマノ 18ポイズンアドレナのスペックや旧モデルとの比較

ジャッカル×シマノのロッドの中で一番安価なモデル(と言っても実売3万円前後ですが。。。)、ポイズンアドレナが、2018年モデルチェンジをします。
モデルチェンジ後は、フラッグシップモデルのポイズンアルティマに迫るスペックになると予想されるで、大注目しています。

そんなポイズンアルティマのスペックや特徴をひも解いていきましょう。

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2018年モデル ポイズンアドレナの特徴

アドレナ=安価なモデル というのは、問題がある見方だと思います。
そもそも、実売3万円前後は、コスパモデルとフラッグシップモデルの中間と言える価格帯です。

ただし、今回のモデルチェンジでフラッグシップに勝るとも劣らないスペックになりました。

フルカーボンモノコック

アドレナの象徴ともいえるカーボンモノコックが、18アドレナで、フルカーボンモノコックに進化しました。

モデルチェンジ前の13アドレナは、リールシートまでがカーボンだったのに対し、18アドレナは、フォアグリップまで伸びています。
これによって、振動伝達率が28%も向上しています!

感度=振動ですので、振動伝達率が高いということは、感度が向上したとうことです。

初代アドレナに搭載されたカーボンモノコックグリップで、グリップに求められる感度と軽さは一定のレベルに達した。

あれから5年、シマノはモノコック構造グリップのさらなる可能性を追求してきた。

その柱となる感度向上の手法は、ラインから伝わる振動を阻害するものを排斥することにあり、コルクやEVAといった、これまでのバスロッドに切り離すことのできなかった基本構成パーツもそれに含まれていた。

そして完成したのが、フロントのメタルリング以外のパーツをすべてカーボンで成型し、振動を吸収するパーツがほとんど存在しないフルカーボンモノコックグリップ。

カーボンモノコックグリップのメガホン効果に一層の磨きが掛かり、小さなアタリを察知できるのはもちろん、ラインにかかる微妙な水流変化までもが手に伝わるようになった。

カーボン一体成型グリップが感度の概念を根底から変える。

グリップ周りはエンドグリップからリールシート後方のグリップにいたるまで一体成型のフルカーボンモノコックグリップへとさらなる進化を遂げ、EVAやコルクでは成し得なかった感度と軽さを獲得。

よりリニアな操作が可能になった。濡れた手でも滑りにくいマットコーティングを採用。

軽量かつ高感度なパーフェクションシートXT。

初代アドレナに搭載されたカーボンモノコックグリップがさらに進化した革新的グリップ、フルカーボンモノコックグリップとの相乗効果により、ラインが水を切る様子、ボトムのシンカーが倒れる様子など、既存のグリップでは感じにくかった振動まで手に伝わるようになった。”

(シマノHPより抜粋)

バス釣りの基本は、ボトムを取る、ボトムの質を知ることです。
その基本において、感度は必須といえます。

スパイラルXコア

スパイラルXコアとは、

シマノ独自の設計・製造方法により、曲げ、ネジレ、つぶれ、あらゆる方向に対して、さらなる高強度化を徹底追求。ロッド性能を根幹から高めるシマノ独自の基本構造「スパイラルX」に、東レ(株)ナノアロイ® テクノロジーなどによる高強度材を用いたカーボンスリットテープを使用。

具体的には、スパイラルXとの比較でネジリ強度は最大約10%、つぶれ強度は最大15%アップしているようです。

2ピースモデル

センターカットの2ピースモデルがあるのも嬉しいことの1つです。
シマノは、ほかのメーカーに比べて、2ピースが多くて選択しが広がります。

2ピースは、持ち運びに便利、バリエーションが増えるというだけでなく、バス釣りに必要な、「ティップ側は、食い込みをよくするために柔らかく繊細に、バット側はバスの口を貫通させる、主導権を握る為に強く粘りを持たせる」という要素を簡単に理想的に作ることができます。

実際にフィッシングショーのセミナーで、ジャッカルの小野さんも「ここだけの話、アドレナは、2ピースモデルを好んで使ってた。」と言っています。
2ピースの利点については、村田基さんもワールドシャウラで力説しているので、今後の主流になると思われます。

2ピースモデル ラインナップ

ベイトモデル
166ML-2 -Light versatile-
1610M-2 -Versatile-
172H-2 -Power versatile-

スピニングモデル
264UL-2 -All genre light rig-
266L-2 -Valuable versatile-
276M-2 -Long power spin-

スペックとラインナップ

1ピースモデルのスペックです。

ベイトモデル

品番 全長
(m)
継数
(本)
仕舞寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
適合ルアー
ウェイト(g)
適合ライン
ナイロン・フロロ(lb)
グリップ長
(mm)
テーパー カーボン
含有率(%)
本体価格(円)
163L-BFS 1.91 1 191.0 95 1.6 4~12 6~12 210 FF 100.0 34,500
163M 1.91 1 191.0 95 1.8 7~21 8~16 220 RF 99.9 32,500
166MH 1.98 1 198.0 102 2.0 10~30 10~20 240 F 100.0 35,500
1610M 2.08 1 208.0 105 1.8 7~21 8~16 240 RF 100.0 36,000
1611M+ 2.11 2 180.2 110 2.0 7~28 8~20 250 F 99.9 37,000
172H 2.18 2 186.2 122 2.2 12~42 12~25 260 F 99.9 39,500
173MH 2.21 2 189.2 115 2.0 10~30 10~20 260 RF 98.9 39,500
174H-LM 2.24 2 190.2 130 2.4 10~56 12~25 280 RF 99.9 41,000

※S=ソリッドティップ、+=ワンランク上のパワーとの中間、LM=ローモジュラス(低弾性カーボン)を表します。

スピニングモデル

品番 全長
(m)
継数
(本)
仕舞寸法
(cm)
自重
(g)
先径
(mm)
適合ルアー
ウェイト(g)
適合ライン
ナイロン・フロロ(lb)
グリップ長
(mm)
テーパー カーボン
含有率(%)
本体価格(円)
261SUL-S 1.85 1 185.0 82 0.9 1~5 2~4 175 FF 99.9 35,000
264UL 1.93 1 193.0 85 1.5 2~7 2.5~5 190 FF 99.9 34,000
266L 1.98 1 198.0 87 1.5 3~10 3~6 190 F 99.9 35,500
267ML 2.01 1 201.0 92 1.6 4~12 4~8 195 RF 99.9 37,000

※S=ソリッドティップ、+=ワンランク上のパワーとの中間、LM=ローモジュラス(低弾性カーボン)を表します。

旧モデルとの比較

13アドレナとの違いは、繰り返しにはなりますが、なんといってもフルカーボンモノコックでしょう。
軽さについは、まだ発表されてませんが、おそらくポイズンアルティマと同程度、つまり100gを切ると予想されます。

見た目の違いは、あまりありませんが、圧倒的な感度、強度、そしてフラッグシップモデルにはない2ピースモデル。
買わない手はありません。

発売日

1ピースモデルが、2018年3月ですので、そろそろ店頭に並び始めるころじゃないでしょうか。
センターカット2ピースは、5月ですので、首を長くして待っています。
購入したらインプレをしたいと思いますので、しばしお待ちを。。。

2018年7月19日追記
166ML-2を購入したので、インプレしてみました!(^^)!

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