メガバスの全ての商品と比較してもメガバスの1番の代表作と言ってもいいポップX。
その見た目の美しさと小バスからデカバスまで大量に水揚げしてしまう実釣能力の高さと扱い易さ。
どれをとっても日本を代表するポッパーです。
そんなポップXのスペックや使い方などを紹介していきます。
この記事の目次
スペック
Length | 64.0mm | Weight | 1/4oz.(約7g) |
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POPXの登場によって、トップウォーターの世界は変貌してしまいました。ユニークなカップ形状が生み出す独特な水押し波紋、きれいにまとめあげる、スピットアウトスプラッシュ、そしてなによりも、繊細なロッドワークに敏感に反応し、ネチネチと首をふる、あの独特のローリングドッグウォークは、もはやPOPXならでは、ともいうべきもの。こうしてPOPXは、およそ10パターンにおよぶ多彩かつ、オリジナルな機動性を誇っています。POPXは、タフコンディション下でスプークするモンスターにスイッチを入れてしまう世界最強のキルム・ベイト。日本人が考案、製作し、日本のアングラーと釣り文化によって育てあげられたPOPXは、世界のフィールドに向けて日本が誇りを持って発信できる、真のジャパンオリジナルなのです。
使い方
釣れるとは聞くけど、どう使っていいかわからないという人も多いと思います。
まず前提として、ポップXはポッパーとしてはアピール力が低いルアーです。
捕食音を出すというよりも虫や小魚を意識したアクションの方が釣れ易いです。
ピンスポットで強アピールをしたい場合は、レーベルのポップRやOSPラウダーなんかがおススメです。
基本はネチネチドッグウォーク
なんといってもポップXの良さを1番出せるのネチネチドッグウォークです。
ネチネチドッグウォークとは、スプラッシュや気泡をほとんど出さずにポップXを左右に首を振らせて水を押すアクションです。
僕が勝手にそう呼んでるだけですが。。。
この水に絡みつくように水押しするアクションはポップX以外ではなかなか出せません。
独特なカップ形状とウォータースルーダクトだからこそのアクションです。
正直ポップXはこの使い方で十分だと思っている程釣れます。
アクションの仕方は、普通のドッグウォークよりもやさしめにラインを「張った瞬間に緩める、張った瞬間に緩める」の繰り返しです。
スプラッシュや気泡がほとんど出ない状態で首を振っていればOKです。
アクションのリズムは、三三七拍子です。
ネチネチネチ
↓
ポーズ
↓
ネチネチネチ
↓
ポーズ
ネチネチネチネチネチネチネチ
ネチネチドッグウォークは、メガバスで言うとF1~F3 クラスのロッドがやりやすいです。
他メーカーでならL~MLといったところです。
デストロイヤーのF1-60X(エリーゼ)あたりは、最高です。
スプラッシュ(スピッツ)
ポップXのもう一つのおススメの使い方は、水を前方に飛ばすスプラッシュ(スピッツ)です。
カップのアゴ部分で水面を削るようにロッドを煽るときれいに水滴が前方に飛びます。
小魚が水面を跳ねているいるようなときに効果的です。
使う時期
どのルアーにもある程度釣れ易い、効果的な時期があります。
もちろんポップXにもあります。
ポップXが効果的なのは、
- アフタースポーン(6月~7月)
- 夏(7月~9月前半)
- 秋(10月~11月)
この中でもアフタースポーンが1番効果的です。
霞ヶ浦などのマッディーシャローであればエビパターンとして。
リザーバーや野池であれば虫パターンとして、バスのベイトとポップXのアクションがマッチします。
使う場所
使い方はわかったけどどんな場所で使ったらいいのかわからない。
使ってみたけど釣れる気がしない。
そんな人の為にポップXが効果的な場所を紹介します。
釣り場でこんな場所を発見したら是非ポップXを投げてみてください。
リザーバー
- 岬の先端
- 岩盤のエグレ
- オーバーハング
- 立ち木
リザーバーは、急深の場所が多いので魚を浮かせる力があるポッパーは、よく釣れます。
水面が荒れていない時は積極的に使ってみてください。
野池
- オーバーハング
- 岸沿い
野池ならやはりオーバーハングがメインになります。
虫を意識して使うのが効果的です。
オーバーハングがない野池は、岸沿いがポイントになることが多いので岸際を狙ってみてください。
マッディーシャロー
- アシやガマ
- 杭
マッディーシャローでは鉄板のアシやガマなどの水生植物を絡める形になります。
水面付近で逃げるエビを意識して使ってみてください。
マッディーシャローの場合はアピール力が必要なので、ネチネチアクションよりもアピールが強い普通のドッグウォークの方が効果的です。
あとがき
当時は憧れの対象だったポップX。
オカッパリで木に引っ掛けたときは泳いで取りにいったりもしました。
高校生だった僕は、メガバスの社長 伊東由樹氏のXバイツを見ながら、本気で「ポップXを使えば簡単にバスが釣れるんだ!」と思っていました。
実際、Xバイツ程ではないですが、結構なバスを釣れてきてくれてます。
もう販売から20年位経っているルアーですが未だに釣れ続け、売れ続けるルアー。
メガバスだけでなく、日本の代表的なルアーとして今後も残っていってほしいですね。