【インプレ/レビュー】ダイワ 19バスX  80SHは超高コスパベイトリールだった

実売価格7000円前後の低価格ベイトリールと言えば、シマノのバスワンXTの独壇場でした。

ダイワは、どうしても1万オーバーからちゃんとしたリールという感じが拭えなかった。

そんな中、2019年ダイワがバスワンXTに対抗するかの如く、バスX 80 というベイトリールをリリースしました

元々、バスXはダイワの中で最安値のバスロッドして存在しましたが、そのバスXのロッドのモデルチェンジに合わせてベイトリールも登場しました。

そんなバスX 80SHというベイトリールをゲットして色々投げて使用してみたので、早速インプレします。

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スペック

ハンドル 1回転の巻き取り長 75cm
ギア比 7.5
自重 (g) 195
最大 ドラグ力(kg) 5
巻糸量 ナイロン(lb-m) 12-100、14-90
ハンドル長さ (mm) 90
ベアリング ボール/ローラー 4 / 1
メーカー 希望本体 価格(円) 9,000

ハイギアモデルのみで、ハンドルは左右モデルあります。

糸巻量もバス釣りであれば十分な量があります。

自重も195gとやや軽め。

2019年5月14日現在、実売価格で6000円~7000円弱です。

飛距離&キャストフィール

やっぱり飛距離は気になるというか、低価格ベイトリールに求められるのはブレーキ含めてちゃんと必要な距離を投げれるの?という事だと思います。

ちなみに今回インプレで使用したロッドとラインはこんな感じです↓

どれくらい飛距離が出る?

ロッドやラインのセッティングによるという前提のもとですが。。。

投げてみたのは、こんな感じ↓
・ゲーリーヤマモト イモグラブ(約4g)
・スワンプクローラー ネコリグ(約5g)
・メガバス グリフォンSR(約7g)
・ゲーリーヤマモト ファットイカ(約14g)
・ノリーズ クリスタルS 1/2oz(約19g)

ゲーリーヤマモト イモグラブ

形状的に飛距離が出やすいワームのイモグラブ。

ベイトフィネスリールだったらノーシンカーでもキャストできますが、流石にこの価格帯の80番サイズでは難しいです。

まともに投げれません。

無理やりキャストして5m~8m位でした。

ただ、まったく狙ったところには投げれません。

ピッチングなんてできたもんじゃありません。

スワンプクローラー ネコリグ

スワンプのネコリグは、1.8gシンカーを入れてるで5g強くらい。

ベイトフィネスでよく扱うリグです。

キャスト自体はある程度狙ったところに投げられますが、ピッチングをするとルアーが浮きます。

ピッチングでルアーが浮いちゃうとベイトフィネス的に使うのは難しいですね。

メガバス グリフォンSR

7g前後のスモールクランクもオカッパリではよく使われますが、これくらいの重さになると普通にキャストできます。

ちゃんとブレーキセッティングしてあげれば、30m位は飛びます。

ピッチングでも浮きにくくなります。

充分実用的な飛距離とアキュラシー性があります。

ゲーリーヤマモト ファットイカ

ワーム+フックで約14gのファットイカですが、この重さになると断然飛びます。

正直、2~3万するアルファスSVやタトゥーラSVと比較しても飛距離に大差ないです。

40m以上は飛びます。

タックルセッティング次第では、全然飛距離は伸ばせます。

ノリーズ クリスタルS 1/2oz

表記は、1/2oz(約14g)ですが、ヘッドの重さなのでブレードやスカートなど諸々合わせると20g弱位になります。

今回使ったロッド的にこの重さまで来るとキャストしにくいですが、リール的にはなにも問題はありません。

飛距離も抵抗があるスピナーベイトでも35~40mは飛びます。

こちらもMHクラスのロッドを使えばもっと飛距離は伸びると思います。

ミニマム何gまで投げれるか?

色々な重さのルアーを投げてみて、ピッチングも考慮するなら7gより軽いと浮いてしまうので、適正は7g以上からだなと感じました。

上限は、ラインキャパと相談ですが、基本ないです。

ベスト7~20gくらい。

ミディアム~ミディアムクラスのロッドとの相性がいいと思います。

キャストフィール

投げ心地ですが、アルファスなど2~3万するリールがキャストした時、「スーッ」と飛んでいくのに対して、「ギューン!」というブレーキ音が結構なってぶれてるような感覚になります。

これは低価格により、使用している素材や精度がどうしても低くなるからだと思いますが、狙ったところに飛ばないとかの話ではないです。

投げたときの気持ちよさは、上位機種の方がいいですが、全然狙ったところに投げられます。

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巻き心地

巻き心地は正直よくはありません。

値段を考えると妥当です。

同じダイワの上位機種がスルスル負ける感じだとしたら、「シャーシャー」な感じ。

巻物専用機にしようと考えると少し気になるかもしれません。

自重

195gは、普通かやや軽いかという重さ。

普段使用しているリールが130~150g位の軽量リールなので、単体で持つと重く感じますが、ロッドにセットすると持ち重りは感じません。

ロッドによっては、リールにある程度の重みがある方が持ち重りもなく、ロッドを曲げやすいのでキャストしやすくもなるので、ここはタックルバランスです。

デザイン

デザインは完全に好みの問題なので、超個人的な感覚ですが、結構好みです。

形や銀色のパーツなど安っぽさを消しつつ個性を出そうとしています。

ただ。。。

何故かドラグノブだけマットブラックの樹脂。。。

これが正直ダサいし、安っぽさを一気に上げています。

コスト的な問題か軽量化の為かわかりませんが、ボディ素材とここが合っていれば、見た目含めて1万円以上で売られてても全く違和感ないレベルです。

コスパ

コスパという意味では、とんでもなく良いリールです。

7000円しないで、昔のTD-Xレベルのリールが買える感覚です。

この値段でこの性能はいい意味で、ちょっとありえない。。。

ライバルの17バスワンXTと比較

バスXのラインバルは間違いなく、バスワンXTでしょう。

価格帯もほぼ同じです。

大きな違いといえば、バスXがマグネットブレーキ、バスワンXTが遠心ブレーキというくらいです。

バスワンはSVSインフィニティではなく、普通のSVSなので、外部調整ができません。

バスXは、外部調整できるのでその点はかなり楽。

但し、MAX飛距離としては、やはり遠心ブレーキのバスワンXTに軍配が上がります。

また、糸巻量がバスワンの方が大分多いです。

なので、16lb位までのラインで巻物や比較的ライトカバーの打ちモノメインならバスX。

ビッグベイトや超ヘビーカバーなどを攻めるので、20lbクラスのラインも使いたいという場合は、バスワンXTという選択の仕方になると思います。

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ブレーキセッティングについて

バスXのブレーキは、細かなメモリや数字が書いてなく、MAXとFREEという表示のみです。

MAXの方にダイヤルを回せば、ブレーキが強くなり、FREEに回せば弱くなります。

真ん中よりも、ややFREEよりに設定すると大抵のルアーでバックラッシュせずに使用できます。

MAX~FREEを10段階で表した場合に4の位置あたりです。

もちろん、自分のキャスティングフォームなどに合わせて微調整はしてください。

メカニカルブレーキは、スプールが左右にカタカタしないギリギリの位置、所謂ゼロポジションでOKです。

スプールやブレーキはこんな感じ。

こんな人におススメ

バスX 80SHはこんな人におススメできます。

・これからベイトリールにトライする初心者

・遠征などで急遽追加でタックルを増やさなければいけない人

・中~重量級ルアーがメインの人

・良いリールをメンテして長く使うより、安いリールを1シーズンで使い古す人

・予算が少ない人

総合評価

飛距離
巻き心地
デザイン
剛性感
コスパ
備考 中~重量級ルアーを投げるだけなら上位機種にも引けを取りません。
SVスプールではありませんが、バックラッシュもしにくく、スキッピングなどの小技もできます。
性能面だけを言えば、中級者以上も満足できると思います。
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