国内最強プロの1人、北大祐選手。
そんな北選手が使用していることで有名&人気のロッド レジットデザインのワイルドサイド。
ロッドとしては、珍しいアラミド繊維での補強をしているロッドで、ショートロッドが多いのが特徴です。
そんなワイルドサイドには持ち運びに便利な5ピースモデルもあるのです。
5ピースの必要性については、19スコーピオンの時にも少し書いたので、そちらを見て頂くと似たような境遇の方には少し共感頂けるのではと。。。
そんなこんなで購入後何度か使用し、色々見えて来たのでインプレしてみたいと思います。
購入のきっかけ(理由)
今までダイワのクロノス662LSを使用していて、特別性能的な不満はなかったんです。
あえて言うなら、個人的にロッドは取り回しの良さ、(藪漕ぎ時などの)キャストのしやすさで短めが好きだから6~6.3ft位にならないかな~と思ってたくらい。
値段の割にかなり良いロッドでした。
ただ、19スコーピオン1510F-5を購入した結果、ベイトロッドはリュックに入るのにスピニングは2ピースだから手持ち。。。
これではスコーピオンの5ピースのメリットを活かせない。。。
そう思って、スピニングもマルチピースでリュックに入るサイズを検討しました。
候補に挙がったのは3機種。
1.ワイルドサイド WSS63L-5
2.ダイワ B.B.B(トリプルビー)636TLFS
3.アブガルシア ホーネットスティンガープラス HSPS-635ML-TE
仕舞寸法で言うとトリプルビーの圧勝。
なんと41cm。
しかも実売1万5千円弱と安め。
続いて、ワイルドサイドの44cm。
これも十分リュックに入ります。
但し値段が、3万弱とトリプルビーの2倍くらい。。。かなりお高め。。。
最後のホーネットスティンガーは、仕舞48cmと一番長め。
値段と仕舞寸法を考えるとトリプルビーですが、ネックなのが発売開始してから結構年数経ってるので今更買う?ということ。
スペック的にも微妙なんじゃないかとか考えてしまい。。。
結果、お値段高めでも後悔はないであろうワイルドサイドわ購入しました。
そして、何故かホーネットスティンガーも購入笑
正確に言うとホーネットスティンガーを購入した後ワイルドサイドを購入したんですが、そこら辺の詳細は、ホーネットスティンガーのインプレ時に書こうと思います。
スペック
全長 (ft) | 6'3" | ||
---|---|---|---|
自重(g) | 100 | ||
アクション | MF | ||
グリップ長 (mm) | 220 | ||
先径/元径 (mm) | 1.5/9 | ||
継数 (本) | 5 | ||
仕舞寸法 (cm) | 44 | ||
適合ルアー (g) | 0.9-7 | ||
適合ライン (lb) | 3-6 | ||
カーボン(%) | 85 | ||
アラミド(%) | 10 | ||
グラス(%) | 5 | ||
価格 | 31,000 |
デザイン
写真で見ると最近のロッドにしてはしょぼいな~とか思ってたんですが、実際手に取ると結構かっこいいと思っちゃいました笑
一番安っぽいと思ってたらリールシートは滑りにくマット加工でいい感じ。
ブランクスもアラミドの色なんでしょうか?
茶色とか銅色っぽい雰囲気でいい感じ。
好みはでるかと思いますが、フォアグリップのカーボンもいい感じです。
キャストフィール(飛距離)
飛距離とかを語る前にこのロッドがどんなロッドかを説明しないとと思います。
今まで使って来たロッドで一番近い感覚なのが、ノリーズのロードランナーです。
無駄にピンピンカンカンしたロッドじゃなくて、しっかり曲がって、しっかりルアーの重みをロッドに載せてキャストできるロッド。
ワイルドサイドもそんなロッドです。
ロードランナーは、低・中弾性カーボンをメインに使ってますが、ワイルドサイドもそんな感じ(テイスト)がします。
実際は、どの弾性のカーボン使っているかわかりませんが。。。
なので、しっかりキャストできて飛距離も稼げます。
キャストしてても、6.6ftのクロノスより飛んでる?って思う事もしばしば。
キャスト時の振り抜きが早い人はもっと張がある方が飛距離はでるかもしれませんが、ワイルドサイドは投げやすさに重点を置いてる感じがします。
しかも、5ピースなのに曲りがもの凄くスムーズです。
1ピースと遜色ないと言ってもいいレベル。
ミディアムファーストテーパーでロッドティップから1/3位のところからキレイにスッっとティップが入ります。
これだけスムーズであれば、ライトリグよりも小型のシャッドとかI字系のプロップベイトなんかには最高なんじゃないでしょうか。
ちなみに今はダイワのカルディアLT200を合わせてるんですが、若干持ち重りがします。
2500番くらいに上げるとまた変わると思うので、19ストラディックを購入したら合わせて検証してみます。
感度
感度は特別良い感じはしません。
もちろん必要な感度は十分あります。
シャキッとしてるからからクロノスの方が若干よく感じるくらいです。
それよりもキャストのしやすさや操作性の良さの方に重きを置いている感じがします。
シマノ×ジャッカルのポイズンシリーズみたいな感度ビンビンなロッドに慣れている人は物足りないかもです。
強度
よく聞く噂で、「レジットデザインのロッドは折れやすい」というのがあります。
実際使ってみての感想ですが、これはウソです。
恐らく、初期不良か運搬の際にキズが入ってしまっていたとか、根掛かりを無理やりロッドを煽って外そうとしたりとかしたのではと思います。
普通に使っていて折れそうな気配はありません。
40アップをPEラインで無理やりゴリゴリ巻いて来ても全然大丈夫です。
根掛かりを外すのに結構強めにあおったりもしてますが、不安もありません。
5ピースでこんな感じなので、1ピースモデルなんかはそれこそ全く不安感じないはずです。
正直、以前使っていたホーネットスティンガープラスの4ピースモデルの方が圧倒的に折れやすいと思います。
あれは無茶すると折れます。
ただ強度とはあまり関係ないんですが、1つ気になる点が。。。
各ピースのつなぎ目部分が緩みやすいように感じます。
2時間おきくらいに確認しないとキャスト時にすっぽ抜けてルアーと一緒にロッドが飛んで行きます笑
もちろん2ピースを始めマルチピースのロッドはキャストしているうちに必ず緩むので仕方がないんですが。。。
スコーピオンの5ピースは同じような強さで繋いでるのに1日確認無しでもロッドが飛んでく事はなかったです笑
もしかしたら外れをひいたのかもしれないです笑
継ぎ目は、矢印が付いているので真っ直ぐ継げます。
これはスコーピオンにはついてないので、ありがたいです。
総合評価
デザイン |
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感度 |
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強度 |
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飛距離 |
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コスパ |
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備考 | ロードランナーと同じでスペックだけで語れないロッドです。 ★であらわすとものすごく良いロッドではないけどおススメしたいロッド。 実売2万円台後半というのは決して安くはないですが、満足できる価格だと思います。 |
あとがき
最近の軽くて、強くて、高感度というロッドはちょっと違う仕上がりになっているという感じです。
スペックがこうだからこういうロッドっていうのではなく、投げてみないと、釣ってみないと良さがわからないロッドです。
ロードランナーなんか完全にそうですよね。
重いし、感度もいいとは言えない。
けどすごく投げやすくてキャストも決まるし、リールを付けるて振ってみると持ち重りがしない。
結果的に釣りが上手くなった気がする、そんな不思議なロッド。
特にクランクベイトやスピナーベイトなど巻物系にはよさそうなので、他の番手のロッドも是非使ってみたいという印象です。
ワイルドサイドの5ピースで揃えるか19スコーピオンの5ピースで揃えるかが最近の悩みです笑