
当時ロドリやルアマガを愛読してた僕は、メガバスのポップMAXが出る!となった時、ものすごく興奮した覚えがあります。
今10代~20代前半くらいの若い方から信じられないでしょうけど、当時のメガバスは、1万円以上購入した人に「購入する権利プレゼント!」や同じくメガバスのソルトルアーとかと抱き合わせで販売されていたくらい、レアでプレミア価格がついてました。
中古のポップXやグリフォンが1万円とか。。。
今で言うとレイドジャパンのダッジが1番近い人気でしょうか?
思い出補正やメルカリなどのネット販売が当たり前になっている今と比較するのも変ですが、人気具合はダッジの比ではなかった気がします。
レイドジャパンは、ダッジ以外のルアーは普通に買える釣具屋が多いですが、当時のメガバスは、ソルト以外の全てのルアーが買えませんでしたから。。。
そんな、メガバスの新製品、しかも、見た目は、超人気ルアー、ポップXのサイズアップ版。
どうにか手に入れた、ポップMAX。
使う頻度が多かったのもありますが、本当にバスを沢山連れてきてくれました。
今回は、個人的にも思い出深く好きなルアー、メガバス ポップMAXを紹介します。
この記事の目次
スペック
長さ | 78mm | ||
---|---|---|---|
自重 | 1/2oz.(約14g) |
特徴
ポップX 譲りの特徴的なカップ
一番特徴的なのは、ポップX 同様に穴の開いたカップ。
顔部分だけ見るとポップXにかなり似ています。
素人目から見たらわかりませんが、実際はものすごくこだわりがあるらしく、メガバスHPには、このように書かれています。
カップが集積した水流は、6つのウォーターインテークに取り込まれ、内部のウォーターチャンバーに一定の水圧がかかると、左右に設けられた2つのダクトから、水流をアンダーフロー。この水流がもたらすチャンバー内の内圧変化と一連の水流排出動作が、リップの役割を果たし、ロッドティップをわずかに動かす繊細なロッドワークで、ビッグベイトを軽々とダイナミックにドッグウォークさせてしまうのです。またプラグが水中にダイビングした瞬間。タダ巻きすれば、インテーク、チャンバー、ダクトを通る水流フローによって、クランクベイトのようなダータリングアクション(ウォブリング)を発揮。なお、ロッドワークを止めたポーズ時には、後尾に設定したバランサーによってヘッドを起こし、チャンバー内の水圧を低減させ、通常のトップウォーター同様のフローティング姿勢をとります。このとき、軽くロッドをトゥイッチすれば、ポッパー としてスプラッシュさせることができます。なお、バスは勿論のこと、オフショアのシイラゲームでも驚異的なストライク率を誇るシステムです。
ポップMAXはミディアム~ミディアムヘビークラスのロッドでも、アクションさせやすいのですが、どうやらこの特徴的なカップ形状がそれをさせているようです。
ずんぐりむっくりなボディとラトル音
ポップXが、スラッとボディなのに対して、ポップMAXは、少しずんぐりむっくりな愛らしいデザイン。
単なる、サイズアップ版でないことがわかります。
そして、個人的にポップMAXが釣れる1番の理由だと思っているのが、ラトル音。
アクションさせると「ジョロッ」というラトル音がでます。
この音を意識して使うと釣果が明らかに変わるんです。
飛距離
MAXという名前がついてますが、トップウォータールアーとしては、比較的コンパクト。
それでも1/2oz(約14g)あるので、ぶっ飛びます。
オカッパリで使用頻度の高い、ミディアムクラスのロッドだと、ポップXの軽さだと少し神経質になりますが、ポップMAXは丁度いい感じで、飛距離も出てキャストもビシバシ決まります。
インプレ
アクション動画
主な使い方は、ドッグウォーク
アクションさせやすいルアーなので、いろいろなアクションが出せますが、基本はドッグウォークです。
ただし、ラトル音を活かす為にポーズはしっかり取ってください。
「ドッグウォークはできるけど、どういうリズムで、どれくらいのタイミングでポーズをとればいいかわからない」と言われることが多いです。
実際は、状況次第なのですが、それでは身も蓋もないので、僕がおススメする基本のドッグウォークをお伝えします。
ドッグウォークは、三三七拍子のリズムで!
みなさんご存知の三三七拍子です。
トンットンットンッ
↓
ポーズ
↓
トンットンットンッ
↓
ポーズ
↓
トンットンットンットンットンットンットンッ
ポーズは、アクションで出た波紋がルアーの周りから消えかかるくらいまでとれば十分です。
秒数で言うと3秒くらいです。
これで出なければ、ポーズを長めに取ったり、連続トゥイッチしてみたりとアレンジしてみてください。
水面直下のダーターアクションも効果あり
クリアウォーターでよくあるのが、ラバージグやテキサスを素早く回収しようとリールを早巻きしてたらバスがもの凄いスピードで追いかけてくる現象。
回収ヒットなんて言ったりもしますが、ポップMAXは、水面直下でこのアクションを出せます。
動画の1:15~どうぞ。
もちろん、ラバージグやテキサスでやってもいいんですが、トップで出そうだけど出ないという時の1つオプションであると便利。
クリアレイクでは、結構実績ある釣り方です。
ポップX との使い分け
単純にポップMAXの方がルアーサイズが大きいので、ポップXよりもサイズを選べるという考えもありですが、僕は、バスが食べていると思われるベイトを意識して使い分けています。
ポップXを使うのは、バスが虫をメインにしてる時です。
小バスやギルがオーバーハングなどで虫が落ちてくるのを待ってるときに使います。
そして、ポップMAXを使うのは、カエルがベイトになっている時です。
ジョロッっというラトル音がカエルみたい音なんでしょうかね。
カエルが鳴いている、アシ際なんか最高のスポットです。
実は雷魚キラー
ポップMAXを使っていると雷魚がよく釣れます。
やはり、独特のラトル音が効いてる気がします。
似たようにジョロッという音を出す、デプスのラドスケールも雷魚がよく釣れます。
そう考えるとラトル音ってかなり重要なんだと考えさせられますね。
あとがき
発売してからかなり経ちますが、未だに信頼しているトップウォータールアーです。
今は、手に入れやすいですし、使った事がない方はぜひ一度使ってみてください。