実は先日、今更ながらシマノの16メタニウムMGLを購入しました。
3カ月くらいですが毎回釣行で使用してバスも釣ってみたのでインプレという形で感想を書いていきたいと思います。
僕と同じく、今更だけど買おうか迷ってる人の参考にでもなればと思います。
この記事の目次
購入した理由
もうすぐ2019年も終わろうというのに今更16メタニウムを購入するなんて自分でも思わなかったんです。
オカッパリの1台として、19アルファスCT SV に十分満足していた気がするのに。。。
じゃあなんで買ったのか?
だって、やっぱり不満が出てきちゃったんですよ。。。19アルファスに。
別にボートや車移動で何本もロッド持っていけるならいいです。
コスパとか考えても19アルファスはかなりハイレベルです。
でも電車釣行だとやっぱりベイトは1本、もちろんリールも1台。
1台だけなら最高の1台を持っていきたいじゃないですか。
納得できない部分で余計なストレスためたくないです。
そんな気にするほど上手くはないっていうのはなしでお願いします笑
19アルファスCTSV 70SHの唯一の不満
じゃあ19アルファスのどこに不満があったんだっていう話ですが、それはギア比です。
19アルファスのギア比は7.2。
所謂ハイギアと呼ばれるやつです。
でもね、ハンドル一回転の巻取り量は、67cmなんですよ。
ちなみに15アルファスは、同じギア比7.2で74cm。
ギア比同じでもスプール径が小さくなった分、巻取り量も減ったんです。
なので正直、ノーマルギアを使ってるような気分なんです。
これがすごく不満。
巻くだけの釣りならそんなに気にならないんですが、僕がよくいくポイントは中距離のピンスポットにノーシンカーやラバージグ、テキサスリグを入れていく釣りがメインになるんです。
ちょっとでもズレたりショートすると釣れなかったりするので、キャストミスしたらすぐ回収。
良い場所に入っても反応がなければ回収。
つまりキャストと回収が多い釣りなんですが。
そんな時にギア比が低い(ハンドル1回転の巻取り量が少ない)と相当ストレスなんです。
何回ハンドルをガチャガチャ回さないといけないんだと。
しかもこの作業が結構疲れるし、ちょっとストレス。
どうにかしたいと思って新しいリールを探し始めたわけです。
求めるリール
アルファスの唯一の不満はギア比なわけですが、リールを買うときって必ずこういう条件って決めます。
じゃないとただ新しいリール、ハイエンドモデルに食いついてみたものの合わなくて宝の持ち腐れになるから。
今回求めたのは、この4つ。
- 超ハイギア(ハンドル1回転80cm以上)
- 14lbナイロンラインが40m以上巻けるスプール
- 14lbのナイロンラインで5gくらいの軽量ルアーもキャスト可能
- 滑らかな巻き心地
この条件に合ったリールが2つありました。
ダイワ 16ジリオンTWSV XXH
そして実際購入したシマノ 16メタニウムMGL XG
どちらも超がつくハイギア、ジリオンに関しては9.1というちょっと意味が分からないギア比。
しかもあの大森貴洋氏が使用しているモデル。。。気になる。
16ジリオンと16メタニウムの比較
候補が絞れたので、次は求めるリールの条件に沿って、ジリオンとメタニウムを比較してみました。
超ハイギアであること
ギア比(ハンドル1回転の巻取り量)は、
ジリオン:9.1(97cm)
メタニウム:8.5(91cm)
若干、ジリオンの方がハイギアで巻取り量も多い。
個人的には少しでもギア比が高い方がいいのでこの項目ではジリオンに軍配。
14lbナイロンラインが40m以上巻けるスプール
僕が普段メインで使用しているのは14lbのGTRウルトラというナイロンライン。
このラインがオカッパリで最低限必要な40mという長さをスプールに巻けるかが重要。
ジリオン:14lb-45~90m
メタニウム:14lb-90m
ダイワの書き方はややこしいですが、MAXで糸を巻いたらどちらも90mなので全く同じ。
十分過ぎる糸巻き量があります。
14lbのナイロンラインで5gくらいの軽量ルアーもキャスト可能
これについては実際キャストしてみないとわからないんですが、ジリオンはSVスプールというバックラッシュがしにくいスプール。
メタニウムもそれに対抗するようなMGLスプールというこれまたバックラッシュがしにくく飛距離が出るといわれてるスプール。
スプール径も同じ34mmなのでこれはどちらもクリアしてそう。
実際、使ったことある機種ではSVスプールもMGLスプールも軽量ルアーに対しての対応力が非常に高いと思うので引き分け。
滑らかな巻き心地
僕は巻物の釣りも大好きなので巻けるポイントなら基本的にハードルアーで巻きます。
投げて巻いてを繰り返すのでこの動作をストレスフリーでできるのはとても重要。
ボトムやカバーに当たった感触なんかも多少わかりやすくなる。
お店で回してみた感じだとジリオンはかなり滑らかな巻き心地。
だけど自分の感覚にはマイクロモジュールギアのメタニウムの方が合ってる気がするのとほぼメンテナンスフリーでも巻き心地が長持ちする気がします。
なので巻き心地についてはメタニウムに軍配。
結局買ったのはメタニウム
長々と書いてみましたがタイトルの通り購入したのはメタニウムMGLです。
理由は簡単、たまたま状態が良くて安い中古を見つけたから笑
結局どちらもいいリールなんだろうという結論なのでご縁があった方にしただけです笑
スペック
ギア比 | 8.5 | ||
---|---|---|---|
最大ドラグ力 (kg) | 5.0 | ||
自重 (g) | 175 | ||
スプール寸法 (径mm/幅mm) | 34/22 | ||
ナイロン糸巻量 (lb-m) | 12-100、14-90、16-80、20-65 | ||
最大巻上長 (cm/ハンドル1回転) | 91 | ||
ハンドル長 (mm) | 48 | ||
ベアリング数 S A-RB/ローラー | 10/1 |
インプレ
巻き心地
巻き心地は滑らかの一言。
流石はマイクロモジュールギアです。
この滑らかさとハイギアが相まって、巻きモノも最高にやりやすい。
ハイギアで巻きモノをやるとゆっくり巻けるし今何をしているかがよくわかります。
何をしてるかっていうのは、ボトムやカバーに当たっているのか、ルアーにウィードなどのゴミがついているのか、バイト時に一瞬テンションがなくなる感覚などです。
これが釣果にどこまで影響するかは人それぞれですが、何をやっているかわかるっていうのは集中力も持つしストレスが少なくなるので多少なりとも影響はするかと。
軽さ(自重)
このサイズで175gはかなり軽量な方だと思います。
アルファスやアルデバランなんかはボディ自体が小さいのでパーミングした時にすっぽり包み込むような感じでさらに重さを感じにくくなって、手との一体感がでます。
対して、メタニウムのボディは大きくはないけど小さくもない、普通なサイズ。
だからなのかすっぽり包み込むような感じはないものの剛性感というか安心感みたいなものがあります。
これは好みだったり慣れだったりしますが、この安心感になれると小さいリールは少し不安になるかも。
安心感があるのに軽量っていうのは結構なメリットだと思います。
剛性感
軽いリールってどうしても剛性が弱そうに感じてしまいますが、メタニウムはサイズが丁度いいせいかしっかりしてる印象です。
軽くてもしっかりした造りは流石シマノ。
ただし、このシルバーの塗装はものすごく傷がつきやすいので注意が必要です。
使ってれば傷なんてつくものですが、キレイに使いたいと思う人も多いでしょうし。
使わなくなったら売るタイプの人にとっては傷の有無で金額変わってきますからね。
飛距離
飛距離に関しては、よく飛ぶけどすごく飛ぶわけではないです。
何故か16メタニウムはブレーキが効きすぎる気がします。
シマノのSVSインフィニティというブレーキシステムを採用してますが、このブレーキシステムって基本的に中の4つはONにしてそれ以外は外部ダイヤルで調整してくださいってモノ。
ちなみに中4つ固定だと外部ダイヤルは2固定で5g~20gまでほとんどのルアーをバックラッシュせずにキャスト可能です。
これを1.5とか1.0にするとかなりピーキーになります。
ロングキャストが必要なければブレーキ調整が不要なのでかなり楽ですが、50m以上飛ばしたいとかってなると内部ブレーキもいくつか外したほうがいいと思います。
ここに関しては完全に好みです。
軽量ルアーも細かいセッティングなしでキャストできてしまうというのは個人的にはありがたいですが。。。
キャストのくせで飛距離が出やすいセッティングや出にくいセッティングもあるので一概には言えません。
デザイン
個人的に結構好きです。
シルバーなのでどんなロッドにも合います。
少し掃除しずらいのが難点かなくらい笑
シマノっぽいデザインなので、ダイワ派の人からするとダサいかもしれません笑
こんな人におすすめ
- オカッパリで1台しか持てない
- 軽いルアーから重たいルアーまで投げたい
- それなりに太いラインを沢山巻きたい
- ブレーキセッティングが苦手
総合評価
飛距離 |
|
||
---|---|---|---|
巻き心地 |
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デザイン |
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剛性感 |
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コスパ |
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自分のキャストに合わないだけか飛距離は思ったほど伸びない印象。
その分、軽量ルアーから中重量級までブレーキセッティング不要でバックラッシュしない汎用性が素晴らしい。
自重も軽く、巻き心地もスムーズ、ハイギアなので回収も巻きモノもやりやすい。
巻きモノでハイギアは好みがわかれると思いますが、打ちモノも巻きモノも何でもござれなオカッパリにピッタリの1台です。