日本最大の湖、琵琶湖。

ブラックバス(ラージマウスバス)の世界記録も出ていて、多種多様な生物が生息する豊かな湖です。

しかし、同時に外来魚の駆除にも力を入れている湖でもあります

特に在来種も餌として食べてしまう、肉食魚のブラックバス・ブルーギルは、1番の駆除対象として様々な駆除方法が試されてきました。

そんな中、先日新たな、駆除方法が発表されたので、紹介します。

琵琶湖とは

琵琶湖は、日本で最も大きな湖で、面積約670平方キロメートル。
淡水湖としては、世界で129番目の大きさです。

周囲は、約235キロメートルで、琵琶湖の最も狭い部分に琵琶湖大橋があり、この琵琶湖大橋を境に北側を北湖、南側を南湖と呼びます。

北湖と南湖とでは水質や水の動きが大きく違います。

琵琶湖と外来魚駆除

琵琶湖には、世界で琵琶湖にしかいない、琵琶湖固有種が15種類いるそうです。

この固有種はもちろんの事、所謂在来種を守る為、外来魚の駆除に力を入れています。

この10年で、3,000トンもの外来魚を駆除しています。

今までの駆除の方法

これまで外来魚を駆除するのには、電気ショッカーボートを利用して、水中に電気を流し、一時的に気絶して浮いてきた魚から外来種のみ捕獲・駆除していました。

非常に地道な作業ですが、確実に減らすことができます。

電気ショックの問題点

しかし、電気ショックでの駆除は効果的かに見えましたが、実は、逆効果であった可能性があるのです

琵琶湖の外来魚駆除のモデル水域としている内湖の曽根沼(同県彦根市)で、平成20年から大規模な駆除作戦を実施した。電気ショッカーボートという装置で水中に電流を流して一時的に魚をしびれさせ、捕獲する仕組みで、モデル水域内では成魚の生息数が減少。1時間あたりの捕獲数は23年度に6・75匹だったのが、25年度には3・06匹とほぼ半減。27年度には0・52匹とほとんどいなくなった。

ところが、同時期に小型定置網で捕獲される稚魚の数は急増。1日あたりの捕獲数でみると、23年度に1・39匹だったのに対し、25年度には26・72匹と約19倍になった。

原因について調べるため、別の飼育池でブラックバスが好む琵琶湖固有種のホンモロコなどを入れず、ブラックバスの成魚と稚魚を入れて飼育実験したところ、成魚が稚魚を食べていたことが判明。成魚が減ることによって稚魚が増える“皮肉な現象”が起きている可能性があることが分かった。

実は、ブラックバスやブルーギルの稚魚の天敵は同じく、ブラックバスやブルーギルだったというのです。

卵を産まないブルーギル

そんな中で、注目されているのが、遺伝子工学を活用して、卵を産まないブルーギルを作るという手段

三重県にある国立研究法人 水産研究・教育機構 増養殖研究所では、根絶方法として進めている研究がある。

それが、遺伝子工学を活用して、卵を産まないブルーギルをつくるというもの。

同研究所の岡本裕之博士によると、「メスを不妊にする遺伝子をオスに持たせ放流。
 そのオスがメスと交配することで、その遺伝子が自然に広まっていく。
 この技術では根絶ができる」と話す。
成功すれば、その後30年程度で根絶が可能と予想されるこの研究。
3年後を目途に、実証実験が始められる予定となっている。

近い研究と実験は、蚊でも実施されていて、効果が出ているようなので、こちらも有効な手段なのかもしれません。

あとがき

外来魚駆除には、様々な意見・立場があると思いますが、どうのような考えがあっても、こういった駆除を行っている、研究されている事実は知っておいた方がよさそうですね。

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