シマノの2018年新製品 18アルデバランMGL。
色々調べた結果、今の自分の釣りにはこれが一番マッチする気がすると考えて、購入してみました。
実際、使用してみてどうだったか、使用感や使い方なんかをインプレしていきます。
この記事の目次
スペック
ギア比(HG/ノーマル) | 7.4/6.5 | 最大ドラグ力(kg) | 4.5 |
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自重(g) | 135 | スプール寸法(径mm/幅mm) | 32/22 |
ナイロン糸巻量(lb-m) | 8-100、10-90 12-65 |
最大巻上長(cm/ハンドル1回転) | ノーマル:65 HG:74 |
ハンドル長(mm) | 42 | ベアリング数 BB/ローラー | 9/1 |
際立つのは、自重135g。
ベイトフィネスよりではありますが、専用機ではないリールでこの軽さはなかなかないです。
インプレ
購入のきっかけ
ここ1年くらい、17スコーピオンDCを愛用していて、不満は全くなかったのですが、最近、印旛沼に釣行する機会が多くなりました。
僕がよく行くポイントは、5m位の間隔で鉄骨が橋のように掛かっている水路やアシを藪漕ぎして釣っていくような場所です。
なので、ロッドを十分に振りかぶれるスペースがなかったり、ただキャストするのではなく、鉄骨の下を通す低弾道で正確なキャストが必要なのです。
加えて、オカッパリで人が多いメジャースポット。
人的プレッシャーもかなりのもの。
そうなるとバスがスレている前提なので、使うルアーもスレバスに強い、小型のシャッドやクランクベイト、ワームなら4インチ前後のネコリグやダウンショット、ノーシンカーが多くなります。
とはいえ、オカッパリだとベイトロッドは基本1本。
軽量ルアー特化のロッドでは、汎用性が低いので、必然的にミディアムクラスで、6.6フィートや6.10フィートのロッドを選択することになります。
つまり、MAXの飛距離は二の次で、最優先されるのは、ミディアムクラスのロッドを使っても、軽量ルアーをバックラッシュせずに正確にキャストでき、ベイトフィネスとしても使えるリール。
YouTubeを見ているとベイトフィネスリールで、「何gのルアーを投げれた!」とか動画がありますが、ベイトフィネスロッドとベイトフィネスリールで、しっかり振りかぶれて、振り切れるスペースあれば、2g位でも全然投げれます。
ただそれは、実用的な飛距離が出ただけで、実用的なキャストではないです。
実用的なキャストは、その1gや2gの軽量ルアーを5m、10m先の橋脚やアシの隙間、護岸沿いなど狙ったところに落とせる事です。
実用的なキャストができないなら、軽量ルアーには、素直にスピニングを使う方がいいというのが持論です。
ということで、オカッパリかつ、ロッド1本でほとんどのルアーがキャストできるリール。
しかも、近距離でのキャストがメインだけどいざとなった時に遠投もできる飛距離と糸巻量があるリール。
という条件にぴったりの18アルデバランMGLを購入しました。
ちなみにここでのインプレは、こんなタックルセッティングでしているので、参考までに。
ダイワ 18ブレイゾン 6102MB
サンライン FCスナイパー BMS AZAYAKA
飛距離&キャストフィール
人はなぜか遠くに飛ばしたがるので、飛距離は大事です。
ただし、アルデバランMGLは、軽量ルアーに特化しているモデルです。
なので、80m飛ぶ!とかそういうレベルの飛距離の話はしません。
そもそも、80mもスプールに巻けませんし。。。
軽量なルアーをどれくらい飛ばせるか?
何グラムくらいまでなら軽量ルアーを快適に投げられるか?
に重点を置いてインプレします。
ミニマム何gまで快適に投げれるか?
ピッチングメインで考えたときに快適なのは、5g位までです。
5gといっても、トータルウェイトなので、例えば4~5インチ ストレートワームのネコリグ(シンカー0.9g)がこれくらいになると思います。
細かいブレーキ設定やラインを少し細くしたりすれば、4gまではいけると思います。
ただし、3gとかになってくると流石にアルデバランBFSじゃないと厳しいです。
ハードルアーも同じで、グリフォンやタイニーブリッツ、ディープタイニーN、ベビーシャッド60辺りは快適にキャスト可能でが、管釣りで使うようなタイニープラグでは厳しくなります。
飛距離的には?
細かい計測はしていないので、感覚値ですが、ハードルアーであれば、スピニングタックルより若干飛距離が落ちるくらい。
セッティング次第で同等かそれ以上飛びます。
スピニングタックルより、正確なキャストが可能なことを考えれば、かなり有利です。
よく飛ぶなーという印象はありますが、飛距離に不満が出る事は今のところ一度もありません。
関東のオカッパリで、30m以上キャストすることって極端に少ないので、充分すぎる飛距離がでます。
なにより、ディープタイニーNをミディアムクラスのロッドでバックラッシュせず、低弾道でキャストできるのは素晴らしいです。
釣果にも直結します。
シャッドも快適に飛ばせます。
巻き心地
巻き心地については、値段相応という感じです。
アルデバランBFSと変わらないですね。
カルカッタコンクエストのような感動はないですが、滑らかという表現ができます。
高レベルでの必要十分というところでしょう。
自重
非常に軽量なリールなので、単体で持った時は、その軽さから頼りなさを感じるかもしれませんが、ロッドにセットするとしっかり手に収まって、安心感があります。
剛性感
数回の使用で、50アップを何匹も釣ったとかではないので、判断できるレベルではないですが、サンデーアングラーには十分だと思います。
剛性には定評があるシマノのリールですし、ハガネボディなので、問題ないです。
デザイン
個人的には、かっこいいと思えるデザインです。
カラーも絶妙で、黒でもなくグレーでもなくネイビーでもなく。。。
でもロッドに装着するといい感じの色合いになります。
小さ目でパーミングしやすいのも嬉しい点です。
コスパ
実売価格で3万強。
性能とこの一台でなんでもこなせるというのを考えると決して高くはないと思います。
ただし、コンセプトは違えど、スコーピオンDCが実売2万5千程。
性能的には、オカッパリアングラーや初心者にもおすすめできますが、価格的には玄人向けです。
ライバルは、ダイワSVライトリミテッド
ライバルは、コンセプトが丸被りのダイワ SVライトリミテッドでしょう。
こちらは、実売で4万程。
好みや相性はあれど性能は、ほぼ同等だと思います。
実用的には、12lbの糸巻量が65m あり、値段も安い、アルデバランMGLがおすすめです。
※SVライトリミテッドは、10lbでMAX65m
ただ、地味ですけどね。
やはり、世界のT.NAMIKIが動画とかでバンバン使ってアピールしているリールと比べると。。。
ブレーキセッティング
ブレーキはSVSインフィニティなので、外部ダイヤルのみの調整でいけるので楽ちんです。
外部ダイヤル(SVS)の設定
外部ダイヤルは2.5~3.5位が対応範囲が広くておすすめです。
空気抵抗が弱いルアーや7g以上のルアーの時は、3.5 → 3 → 2.5 と徐々にゆるめて行きます。
逆に空気抵抗が強いルアーや5g位の軽量ルアーであれば、3.5 → 4 → 4.5 と徐々に強めます。
ただ、3~3.5位の設定であれば、ほとんどのルアーで十分な飛距離が出るので、1日の中でダイヤルをいじるのは数回程度です。
メカニカルブレーキの設定
メカニカルブレーキは、ゼロポジションが基準。
重めのルアーを投げて、ルアーが狙ったところよりも手前で落ちてしまうようなら、メカニカルを少し締める。
逆に軽めのルアーで、ルアーが浮いちゃうようならメカニカルは少し緩めて調整します。
こんな人におすすめ
・オカッパリでロッド1本勝負の人。
・ネコリグとかフィネスも使いたいけど、ベイトフィネス専用リールだといざという時に糸巻量が不安な人。
・軽量ルアー(ワーム)の出番が多い人。
・狙うポイントの7割以上が岸から20m以内の人
2つ当てはまれば、おすすめ。
3つ以上当てはまれば、即購入をおすすめします!
総合評価
飛距離 |
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巻き心地 |
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デザイン |
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剛性感 |
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コスパ |
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備考 | 軽量~中量級ルアーを扱う上では超優等生的なリールです。
ド遠投が不要なフィールドのオカッパリであれば、最高のリールになります。 ベイトフィネスでも遠投用でもなく、中途半端なイメージがぬぐえないですが、オカッパリでの痒いところに手が届くリールです。 ボートで何本も詰めるなら、ベイトフィネス専用機を用意したいですが、オカッパリしかしないなら、ベイトフィネス専用機が不要になるレベルです。 |