去年から冬時期(11月~2月後半)に通っているとしまえんフィッシングエリア。
これだけ通うと釣り方も結構見えてきて安定した釣果を出せるようになってきます。
「管理釣り場なら釣れて当たり前だろ?」
そう思う人もいるでしょう。
是非、としまえんフィッシングエリアに来てください。
はっきり言って思っている以上に釣れません。
としまえんの悪口が言いたい訳ではありません。
実際に周りを見てても一部の人を除いてほとんど釣れてないんです。
ボウズで帰る人も少なくないと思います。
一時期、東山湖、すそのフィッシングパーク、足柄フィッシングエリア、ブリーズなど神奈川、静岡の管釣りに通っていましたが、これらの釣り場と比べても感覚的に1/5 ~ 1/10程度の釣果です。
それでも人が沢山入っているのは、圧倒的な利便性の良さでしょう。
都心からの電車含めてアクセスの良さ。
駅前にはコンビニやスタバ、ドトール、映画館。
僕のように都心に住んでいて車を持っていない、持つ必要がない人からしたら最高の立地です。
そんな激渋としまえんフィッシングエリアに通って構築してきた攻略法を紹介します。
この記事の目次
としまえんフィッシングエリアの場所
池袋から西武池袋線で豊島園駅まで、約12分。
豊島園駅から徒歩4~5分(としまえん内プール)。
釣れない理由
釣れない理由は、一言でいうと魚影が薄いのが原因です。
当たり前ですが、魚が多い方が釣れ易いです。
では何故魚影が薄いのでしょうか。
放流量の少なさ
としまえんフィッシングエリアは、他の通年営業している管理釣り場と比べて放流が少ないです。
他の管理釣り場は、土日祝日など人が多い時は、1日に2~3回の放流をしています。
平日でも日に1回以上しているところがほとんどです。
それに比べてとしまえんフィッシングエリアは、定例放流が金曜と月曜のみです。
放流直後の魚は釣り易いのと放流によってもともと居た魚の活性も上がるので全体的に放流フィーバーになります。
放流が少ないという事はそれだけ釣れにくくなるという事です。
持ち帰りの多さ
はっきり言って、これが一番の理由というか全てに繋がる理由です。
としまえんフィッシングエリアは土地柄、他の管理釣り場と比べるとファミリー層が圧倒的に多いです。
そしてファミリー層のほとんどは、釣った魚を持ち帰えるのです。
更にファミリー層以外でも持ち帰りが非常に多いのも特徴です。
3時間券で釣りをする人が多いですが、3時間券の場合は10匹持ち帰り可能です。
実際持ち帰る人を見てると5匹以上持ち帰る人がほとんどです。
ちなみに定例放流量は、合計400kg。
その中でメインのニジマスは、250kg、練馬サーモンと言われる大型魚で150kg。。
その250kgをナイアガラやアマゾンやらの各エリア(3つ)に放流します。
単純計算で1エリア80kg強です。
アベレージサイズは、20cm前後の管釣りなので、ニジマス1匹で約200gです。
仮に一家族または一人5匹持ち帰ると、200g × 5匹 = 1kg
つまり、80組の人が持ち帰ると放流した魚はそのエリアからいなくなります。
餌釣りを含めると土日は、1日に100人以上の人が来ていると思われます。
仮に1/3の人が持ち帰ったとしたら、土日だけで放流したほとんどの魚がいなくなるのです。
実際に通っていると回数は少ないとはいえ定期的に放流してるのに魚影は変わらず薄いまま。
下手したら減ってるんじゃないかと思うほどです。
これでは釣るのが難しくなって当たり前です。
としまえん攻略3つのポイント
それでは、魚影の薄いとしまえんフィッシングエリアはどうやって攻略したらいいんでしょうか。
攻略の肝は大きく分けると、3つ
- ポイント(釣り場所)
- ルアーセレクト
- ルアーローテーション
それぞれ紹介して行きます。
釣り座(ポイント)選び
としまえんを攻略する上で1番重要なのが、ポイント選びです。
まず、としまえんは3つのエリアに分かれています。
- アマゾンエリア
- ナイアガラエリア
- ミシシッピエリア
アマゾンエリア
流れるプールを利用していて、餌釣りエリア、フライエリア、ルアーエリアに分かれています。
水は濁っていて、魚が20~30cm以上潜ると姿が見えなくなります。
水深は、1.2m。
ミシシッピエリア
波の出るプールを利用していて、ルアーエリアとフライエリアに分かれています。
練馬サーモンと言われる大型魚がメインですが、長くつ必須のエリアです。
長くつを履いて立ちこまないと飛距離的に難しいです。
最大水深1.6m。
ナイアガラエリア
ナイアガラプールを利用していて、浅く透明度が比較的高いので魚がいれば見れます。
最大水深1.1m。
選ぶべきエリア
必ずナイアガラエリアを選びましょう。
理由は、2つ。
・魚が見えるから
・魚のいる位置が比較的固定されているから
そもそも魚が見えないと今選択しているルアーがあっているかわからずルアーローテーションの判断が遅れたり、逆にちょっとレンジを変えるだけでいいのにローテーションして釣れなかったりということがあるので、魚の反応が見える透明度は必須です。
後は、ポイント選びがしやすいので魚がある程度固定でついてる場所がある方がいいです。
選ぶべきポイント
釣り座は、画像の赤丸のどこかを必ず確保してください。
人が多いので入れないことも多いですが、場所選びでほとんど釣果が決まります。
この赤丸の部分は魚がたまりやすい場所なので、安定した釣果が見込めます。
ルアー
このメーカーのこのルアーじゃなきゃというのはありません。
ただし、攻略するのに必要なルアーの種類はあります。
- 1 ~ 1.8g のスプーン
- 潜行深度30~1mのマイクロクランク
1 ~ 1.8g のスプーン
としまえんは水深が浅いので2g以上のスプーンは基本的にはいりません。
もちろん2g以上のスプーンでも釣れますが、メインは1~1.8gです。
水深が浅いので、ロデオクラフトのノアJrやダイワのアダムなどオールラウンドなスプーンがおすすめです。
カラーは派手目から地味目まで10色程度は欲しいところ。
潜行深度30~1mのマイクロクランク
スプーンの食いが悪い時やレンジコントロールが苦手な人にはクランクがおすすめです。
個人的にここの釣り場で扱いやすいのは、ティモンのちびパニクラDRです。
ルアーローテーション
管釣りでは、頻繁にルアーローテーションしていくことが必要です。
それはとしまえんでも同じこと。
ただし、闇雲にルアーを変えても正解にたどり着くまで時間が掛かります。
僕の経験上、その管釣りでよく釣れるルアーやカラーというのが存在します。
もちろんその時その場所によって変わりますが、基本となるローテーションがあります。
まずは派手目のスプーン
としまえんの魚はゴールドや白、黄色などの派手目のカラーが好きな傾向があります。
最初のルアーは、1.8g程度のゴールド系のカラーを選択しましょう。
実績が一番高いのは、ダイワのアダム1.8g のレモネードです。
ゴールド系で表層~中層~底層を引いてきます。
トーナメンタークラスは1cm刻みでレンジコントロールできるようですが、普通の人は無理です。
まず、キャストしてスプーンを底まで沈めます。
そのあとロッドを立て気味に引いて表層。
水面と平行にして中層。
水面に向けて(下げて)底層を引きます。
それぞれ、水面下10~20cm、30~50cm、60~80cmを引いてくるイメージです。
この3段階のレンジコントロールをして、魚が追ってきたり、バイトがなければルアーチェンジです。
同じく1.8g程度スプーンでチャートや黄緑、からしなどカラーに変えます。
そのあとは一緒です。
おススメカラーローテは、
ゴールド
↓
チャート(黄緑、レモン系)
↓
白系
↓
シルバー系
↓
グリーン
↓
茶色(ペレット系)
↓
黒
です。
1.8gで反応がない場合は、1g前後の軽量スプーンで同じことをします。
ただし、この時は1.8gの時よりもゆっくりスローに巻いてください。
スプーンの反応がないならクランクベイト
スプーンの反応がイマイチだったり釣れなくなってきたらクランクベイトにチェンジしましょう。
レンジコントロールは、スプーンと一緒です。
表層~中層~底層を、ロッドの角度でうまく調整しましょう。
クランクベイトの肝はレンジコントロールできる範囲で可能な限りゆっくり巻くことです。
泥底や岩が入ってる管釣りなら少し早めに巻いてボトムノックしてもよく釣れますが、としまえんは平坦なのでボトムノックはイマイチです。
人が少ない時はミノーで
人が少ない時は、ミノーでイワナ狙いも楽しいです。
岸と平行にトゥイッチしながら引いてくるとものすごい勢いでイワナが追ってきます。
食べるのが下手くそなので、ミスバイトも多いですが、バイトの瞬間が目で見えるので楽しいです。
人が多い時は岸と平行に引くのは迷惑なので、やめましょう。
ミノーは、メガバスのX55やラッキークラフトのベビーミノーがおすすめです。
どうしても釣れない人は
ルアーローテーションをしてもその日の状況次第でどうしても釣れない時というのがあります。
そんな時は、釣り場のルールを最大限利用するのもありです。
実は、としまえんは最近の管釣りでは珍しくフェザージグやマ式が使用OKなんです。
マ式は管理棟のレジ横にも売ってるので、一つはもっておくといいかもしれません。
以前、隣の人がやたらと良く釣るな~と思ってちらっと見てみたら
エッグ(フライ)のダウンショットでサイトフィッシングしてました。
マ式がありなので、あれもありなんでしょうか?
しかしよく釣ってました。
あとがき
としまえんは本当に安定した釣果が難しい場所です。
ただその分レギュレーションが緩いので、ただ釣るだけならマ式やフェザーフックでどうにかなります。
持ち帰りもしやすいので近くに住んでる人にはおすすめの釣り場です。