発売以来、高コスパロッドと言われている中でも不動の人気を誇るシマノ エクスプライド。
「エクスプライドがあれば、実用的には、ハイエンドモデルはいらない」という人も多いこのロッド。
今回、今更ながら、ベイトフィネス用として、17エクスプライド 164L-BFS/2を購入したので、実釣して感じた事をインプレしていきます。
この記事の目次
17エクスプライド 164L-BFS/2のスペック
インプレ
デザイン
フォアグリップが短い、今風のデザイン。
グリップエンドのみEVAでそれ以外のグリップ部分は、コルクになっています。
個人的にグリップは、コルクなら全てコルク、EVAなら全てEVAと統一して欲しい派なのですが、コストダウンできるということなのでしょうか。
このようなデザインが増えています。
値段も考えると可もなく不可もなくなデザインな印象です。
自重
購入した164L-BFS/2の自重は、100g。
最近では、ショートロッドと呼ばれてしまう6フィート4インチというのもありますが、持ち重りがないんです。
下位機種のゾディアス164L-BFS/2(100g)、対抗馬のダイワ エアエッジ652LB(100g)と持ち比べても持ち重りがないので、手の収まりがすごく良く、同じ自重の2機種より軽く感じました。
※手の大きさや形によるものもあると思うので、あくまで個人的な感想と考えてください。
軽い(軽く感じるの)は、ベイトフィネスロッドには必須です。
キャストは、ロッドにルアーの重みをしっかりのせて投げるのが基本ですが、ベイトフィネスのように軽量ルアーをキャストしようとするとロッドに重みがほとんど乗りません。
その為、手首のスナップ等を使って、ロッドを振り抜いて、スイングスピードで飛ばすようなキャストになります。
重い(重く感じる)ロッドでは、キャスト精度も落ちますし、疲労感も出てくるのでおすすめできません。
これは、リールとのタックルバランスによるものも大きいので、比較したロッドが、重く感じるロッドという意味ではありません。
ただ、軽く感じるエクスプライドは、ベイトフィネスにもおすすめできるロッドです。
感度
感度は、軽量なロッドということもあり非常にいいです。
ただ、感度は、使うリール、ラインによって、全然変わるものなので、他のロッドとの単純比較は難しいのが本音です。
1つ言えるのは、エクスプライドを使っていて、感度に不満を感じたことは1度もありません。
キャストフィールと操作性
ベイトフィネスロッドの中でもかなりティップが柔らかいので、ルアーの重みを乗せやすいです。
そして軽量で、片手で振りぬけるので、飛ばしにくいシャッドや軽量リグも投げやすく飛距離も出ます。
同じくシマノの17スコーピオンBFS XGと合わせてますが、ベストマッチでピッチングも低弾道でできます。
適合ルアー
ライトリグ(ダウンショット、スモラバ等)
ダウンショットやスモラバですが、1.8gのシンカー、スモラバが気持ちよくキャストできます。
ティップが柔らかいので、移動距離を抑えたシェイクもしやすく、繊細なアクションが可能です。
実際、このロッドのファーストフィッシュは、ノリーズ パドチューのスプリットショットリグの細かいシェイクで釣っています。
小型プラグ(1/4oz位まで)
5gくらいの小型シャッドやクランクなどの巻物にも向いています。
柔らかいティップがバイトをはじきにくく、強いバットでしっかり掛けることができるので、軽量ルアーの巻きものにぴったりです。
17エクスプライド 164L-BFS/2の評価
デザイン |
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感度 |
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強度 |
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コスパ |
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備考 | コスパが非常によく、まとまっているロッドです。 対抗馬としては、ダイワのエアエッジになるかと思いますが、エアエッジはあえてティップを硬めに作って、胴で曲げる調子のロッドにしています。 また、エアエッジの方が、実売価格が2000~3000円安いので、コスト面では若干エアエッジに軍配が上がります。 個人的には、ロッドを持って振った時のフィーリングがエクスプライドの方が合います。 |
あとがき
評判のいいエクスプライドですが、ベイトフィネスロッドは、予想を上回るロッドでした。
アベレージサイズの小さい野池なら、これ一本でほとんどカバーできますし、春先は、シャッド、アフターから夏は虫系ルアー、秋は小型クランクやミノーなど、年中活躍してくれそうなおススメできるロッドです。